市民マラソン・ロードレース申し込み時健康チェックリスト
公益財団法人日本陸上競技連盟医事委員会
2013.4.11 改定
市民マラソン・ロードレース申し込みにあたって、健康チェックが必要です。申込者各自で必ず確認してください。
(A)下記の項目(1~5)のうち1つでも当てはまる項目があれば、レース参加の可否について、かかりつけ医に良く相談してください。 かかりつけ医の指導の下、検査や治療を受けて下さい。レースに参加する場合には、自己責任で行って下さい。
- 1.心臓病(心筋梗塞、狭心症、心筋症、弁膜症、先天性心疾患、不整脈など)の診断を受けている、もしくは治療中である。
- 2.突然、気を失ったこと(失神発作)がある。
- 3.運動中に胸痛、ふらつきを感じたことがある。
- 4.血縁者に”いわゆる心臓マヒ”で突然に亡くなった方がいる(突然死)。
- 5.最近1年以上、健康診断を受けていない。
(B)下記項目(6~9)は、心筋梗塞や狭心症になりやすい危険因子です。当てはまる項目があれば、かかりつけ医に相談して下さい。
- 6.血圧が高い(高血圧)。
- 7.血糖値が高い(糖尿病)。
- 8.LDLコレステロールや中性脂肪が高い(脂質異常症)。
- 9.たばこを吸っている(喫煙)。
”かかりつけ医”とは、皆さんの健康や体調を管理してくれる身近なドクターです。かかりつけ医をきちんと決めて、各種の検査やレース参加などについて相談しましょう。
マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条
日本体力医学会ガイドライン検討委員会・(公財)日本陸上競技連盟医事委員会
平成25年5月10日
健康管理について
- (1)普段から十分な栄養と睡眠をとりましょう
- (2)喫煙習慣をやめましょう
- (3)メディカルチェックを毎年受けましょう
- (4)生活習慣病がある方は、かかりつけ医とよく相談しましょう
レース完走に向けたトレーニング計画
- (5)計画的なトレーニングをしましょう
- (6)気温、湿度に適したウエアの着用と、適切な水分補給をしましょう
- (7)胸部不快感、胸痛、冷や汗、フラツキなどがあれば、すぐに走るのを中断しましょう
- (8)足、膝、腰などに痛みがあれば、早めに対応しましょう
大会参加に向けての心構え
- (9)完走する見通しや体調に不安があれば、やめる勇気を持ちましょう
- (10)心肺蘇生法を身につけましょう